高知県立文学館

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文学館ニュース
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日本酒と犬と文学と

2017.03.15
  • ひとことブログ

最近、日本酒にはまっています。

ここ一ヶ月で機会があり、取材をかねて酒蔵さんの見学に行きました。

外まで漂う馥郁(ふくいく)たる香りにうっとりしつつ入ると、

大きなお酒のタンクと丹念な仕事、酒造りへの情熱に圧倒されます。

さらに、近代化された施設にも必ず祭られている酒の神様を見、

酒造りに力を尽くす人々の謙虚な祈りにも感動しました。

生き物を相手にものを作るのは、本当に難しいことです。

ますますお酒が貴重な、大切なものに思えます。

四季があるという日本酒、春のお酒を花見しながら頂くのが待ち遠しいです。

(今年の冬には「酒と文学展」を行なうので、お楽しみに~!)

 

さて好評の「犬、猫、作家。」展、とうとう3/20(月・祝)に幕を閉じます。

犬も猫も言葉を話しません。

触れ合うことで人と犬猫の間に感情が生まれ、

相手の感情の奥にある心を読み解きたいと願い、

ペットと自分を結ぶ新しい言葉を試行錯誤して作り出し、

感情を通わせ、より濃いドラマが生み出されていく、という過程は、

文学という営みそのもののようだと私は思います。

実は皆さんも犬や猫に触れながら、

文字としては残らない文学を日々つむいでいるのかもしれません。

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(展示室。個人的に、吉井勇の愛犬ポランちゃんがお気に入りです)

 

 

もうご覧になった方も、まだの方も、ぜひぜひ文学館にお越しください。

文学館にある言葉が、皆さんの生活に何がしかのヒントとなりますように。

(川)

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