高知県立文学館

KOCHI LITERARY MUSEUM
メニュー
  • 文学館の紹介動画
  • 収蔵資料検索
  • 高知県文化財団
  • 高知県立文学館 Facebookページ
  • 高知県立文学館 Twitter
文学館ニュース
文学館ニュース

文学館ニュース

田岡典夫(たおかのりお)

2016.10.25
  • 田岡典夫

長崎生まれ、高知市育ち。田岡嶺雲の甥。作家。田中貢太郎と出会い、文学の道に進み、「強情いちご」他で直木賞受賞。土佐の風土に生きる武士の世界を描いた『小説 野中兼山』(毎日出版文化賞受賞)は、彼の文学の集大成と言われる。

1908(明治41)
長崎県長崎市に出生。生後すぐ父が病死したため、父の長兄夫妻の子として育つ。
1921(大正10)
高知県立第一中学校(現・高知追手前高校)に入学するも、理不尽な教師の行いに抵抗、衝突し退学する。
1936(昭和11)
後に師と仰ぐことになる田中貢太郎に初めて会う。
1938(昭和13)
田中貢太郎主宰の雑誌「博浪沙(はくろうさ)」を復刊。
1941(昭和16)
2月、師・貢太郎死去。「しばてん榎文書」を「博浪沙」に発表。9月、熱海に移住。
1942(昭和17)
「強情いちご」発表。翌春、同作その他で直木賞受賞。
1979(昭和54)
『小説 野中兼山』完結、同作で毎日出版文化賞受賞。
1980(昭和55)
高知新聞に自伝的随筆「竹斗可稿(ちくとかこう)」を連載、翌年『ととまじり』と改題し刊行。
1982(昭和57)
4月7日、静岡県熱海で死去。73歳(満)。

<おもな著作>
小説「強情いちご」
  『しばてん榎』
  『風折れ葦』
  『小説 野中兼山』
  『権九郎旅日記』  
随筆『ととまじり』

<おもな企画展>
「田岡典夫  没後20年」(2002年度)

TOPへ