高知県立文学館

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文学館ニュース
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ミステリーは好きですか?

2020.05.27
  • ひとことブログ

どんな事態になるのかと誰もが不安に思った毎日でしたが、ついに日本国内すべての緊急事態宣言が解除されました。

 

この長い長いおうち時間の中で読書を楽しんだ方も多いと思います。

私小説、歴史小説、SF小説など文学にも様々なジャンルがありますが、推理小説は読んだことがありますか。

 

世界初の推理小説とされるのは、1841年に発表されたエドガー・アラン・ポ―の「モルグ街の殺人」。私はこれまでこの本を読んだことがなかったのですが、意外過ぎる犯人に「それあり!?」と思わず叫んでしまいました。

 

この作品から遅れること約半世紀。1889(明治22)年に高知県出身の新聞人・黒岩涙香が日本人初の創作探偵小説(推理小説のことを昔は探偵小説と言っていました。)を発表しました。

被害者の手に絡まっていた髪の毛を手掛かりに、勘に頼るベテラン探偵と科学的な手法で犯人を推理する新人探偵との捜査対決が見どころの作品です。この作品は海外でも長篇探偵小説が全盛だった時代に、いちはやく論理的な思考で組まれた短篇を創作したことが高く評価されています。

 

先日、『無惨』の初版本を2冊見せてもらいました。同じ発行元、同じ出版年月日にもかかわらず、表紙絵が違ったのです。この表紙絵の違いについては今後調査していく予定ですが、その表紙を見て驚いたことが一つ。今では絶対にないことだと思いますが、なんと表紙絵が殺害現場をそのまま描いているのです!

表紙で犯人まるわかり!

 

高知県立文学館では528日から常設展示室「反骨の大衆文学」のコーナーで黒岩涙香を展示しています。『無惨』もパネル展示で紹介しますのでぜひご覧ください。

                                     (岡)

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