コロナ禍の中、短かった夏休みも終わり、多くの学校で新学期が始まりましたね。
文学館でも感染拡大防止の措置を行い、お客様に少しでも楽しんでいただけるよう工夫しながら
運営をしています。
今年度の「文学マイスター講座」もコロナウイルス感染拡大のため4・5月はお休みし、
6月から再開し、田中英光とロサンゼルスオリンピックやベルリンオリンピックなど、
オリンピック大会と文学を絡めた内容で開催しました。
8月の講義では、高知県出身の漫画家・横山隆一に焦点を当て、
横山隆一記念まんが館館長・田所菜穂子先生にお話しいただきました。
横山隆一の親族には、2人もオリンピック出場選手がいたそうで、
なんと水泳(競泳)の選手でした!!
横山隆一のエッセイにも彼らとの交流が綴られています。
講義では、漫画「フクちゃん」の中からオリンピックに沸く人々をユーモラスに
描いた作品のほか、いじわるノートや絵物語など、珍しい資料もご紹介いただきました。
なお、当館2階常設展示室企画コーナーでは、「スポーツと文学」を開催しています。
会期が当初9月6日まででしたが、好評につき、来年3月21日まで延長してご覧いただけるように
なりました。
展示では、オリンピック各大会の紹介や関連した文学作品・エッセイ等の展示のほか、
横山隆一のエッセイや、まんが館よりお借りしたオリンピック村通門証・ソウルオリンピック出場選手の
ワッペンなどを展示しています!
ぜひ、現在開催中の「空想特撮大作戦」展、そして、来年の女流文学展とあわせて
ご覧いただければと思います。