去る11月2日に第28回児童生徒文学作品朗読コンクールが、当館ホールで行われました。今年は小中学生あわせて21名の皆さんが参加され、日頃の練習の成果を発揮されました。やり切った晴れ晴れとした顔が、秋晴れの爽やかな風と重なりすがすがしい一日となりました。夏休みから練習されていた皆様、本当にお疲れさまでした!
また、教科書の「にゃーご」でお馴染みの宮西達也先生が、特別審査委員として参加され記念講演会も催されました。宮西先生やご指導の先生方とのアドリブも交え、宮西先生の軽妙な語り口もあり参加者の皆様たちも爆笑の講演会でした。限られた時間の中、絵本もめいっぱい読んで下さり、講演会終わりにはサイン会もあり、嬉しそうに帰られる皆さんのお顔が印象的でした。
現在開催中の企画展「短詩型文学 その魅力」会場には、入口の手前に短詩型文学の木があります。来館された方たちが作られた歌や俳句を、葉っぱの付箋に書いていただき、木の枝に貼ってもらっています。その一角に置いてある、神野紗希さん監修の「俳句メーカー」は、3枚のカードを引けば俳句が出来る優れもので、季語は夏の「苺ジャム」や冬の「鯨飛ぶ」から、七音の「たとえば恋は」五音の「土星の環」などなど。それだけでも想像力が刺激される言葉が並びます。突拍子がないものが出来ても、そこから新たな一句が生まれそうです。
一緒に来られた方と作ってみるのも良し、ご自分で納得できる句を熟考するのも良し。ぜひ、出来上がった一句を葉っぱに書いて、短詩型の木にぺたりとして行ってください。
(以)











