高知県立文学館

KOCHI LITERARY MUSEUM
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文学館ニュース
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【本について】
単行本:KADOKAWAより2016(平成28)年1月に刊行。
文庫本:KADOKAWAより2019(令和元)年9月に刊行。
カバーは土佐旅福の「土佐酢みかん手拭い」の図案を使用。
※「酢みかん」…酸っぱい柑橘類のことを高知でそう呼ぶ。

【作品について】
デビュー作の刊行前から10年以上にわたり著者が各誌で書いたエッセイ94本と、短編2編を収めたエッセイ集です。
本や映画に対する愛を惜しみなく語るエッセイはとても味わい深く、著者の何にでも全力で向き合う姿勢も楽しめます。
高知関係の作品としては「ふるさと高知」の章に収められている高知に関するエッセイと、「特別収録小説」のうちの一編「ゆず、香る」が挙げられます。
「ふるさと高知」では高知の自然や土佐弁、カツオ人間に至るまで高知への愛着を感じられるエッセイがずらり。有川ひろの描いたフルーツトマトや小夏のイラストも必見です。
また、短編「ゆず、香る」は、入浴剤と小説がセットになった「ほっと文庫」(バンダイ、2011)のために書き下ろされた作品です。臆病な大人たちが一歩踏み出す、そのもどかしくも愛おしい恋に、高知のとある場所がキーとなって関わっています。高知の人も、そうでない人も、ぜひ読んでほしい作品です。

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