高知県立文学館

KOCHI LITERARY MUSEUM
メニュー
  • 文学館の紹介動画
  • 収蔵資料検索
  • 高知県文化財団
  • 高知県立文学館 Facebookページ
  • 高知県立文学館 Twitter
文学館ニュース
文学館ニュース

文学館ニュース

桃の花

2021.03.03
  • ひとことブログ

桃の花

今日3月3日は桃の節句、ひな祭りですね。

我が家でも、お雛様と桃の花と菜の花を飾りました。

暖地の高知とはいえ、さすがに3月3日では、まだ桃の花は咲いていませんが、宮尾登美子さんの「人形」(『母のたもと』)のエッセイによると、旧暦で桃の節句をお祝いしていた頃(4月上旬ごろ)は、高知ではすでに桃の花は散り果て、かわりにツツジの花を飾っていたとか。

 

桃の花といえば、数年前の3月下旬、香南市の西川花公園に行ったときのこと。ここは桃の花と桜と菜の花とが一時に楽しめる、まさに「桃源郷」。青空と黄色い菜の花のコントラスト、そして濃いピンクの桃の花と淡いピンクのソメイヨシノのグラデーションがなんとも言えない美しさです。

ここで当時7歳の我が娘は、地元の同じ年の男の子と出会い、仲良くなりました。その男の子は、秘密の通り道をとおって、とっておきの場所に連れていってくれました。(私は泥濘に足を取られ、藪をかきわけ、「こ、ここは人の通る道なの!?」と恐れおののきながら、必死でついていきました。)

着いた先にはつくしの群生が!遠くに花霞、桃の花とつくし、そしてこどもたち。懐郷の情というのでしょうか、ノスタルジックな光景でした。

さらに男の子は「誰にも教えたことない」と言って、西川花公園南側の中西川を渡り、道路際の山の斜面にあるぜんまいの群生地にも連れていってくれました。

有川ひろ先生の『植物図鑑』のイツキとさやかの幼少期はきっとこんな感じ!と、甘い気持ちにさせてもらった思い出です。              (岡)

TOPへ