高知県立文学館が高校生サポーター(ボランティア)制度を導入して2年目を迎えました。
昨年度募集をした際には、正直なところ10名集まるかどうか心配していましたが、11校33名の高校生がサポーターとして様々な活動に協力してくれました。そして今年度は13校31名の高校生が登録してくれています。
高校生サポーターの皆さんには、主にイベントやおはなしキャラバンの補助をお願いしています。
例えば「おはなしキャラバン」の補助はまず会場設営から始まります。本館1階のこどものぶんがく室に椅子を運んだり、紙芝居の台を置いたり、来てくれた子どもたちに配る折り紙も高校生の手作りです。
会場設営が終わると、今度は近くの公園やこどもの図書館にチラシを配りに行きます。お子さま連れのお父さんやお母さんに「ぜひ来てくださいね」と言いながらチラシを渡すのは最初は勇気がいりますが、何度も経験した高校生は、今ではもう積極的に声をかけられるようになってきました。
そして、おはなしキャラバンが始まったら、紙芝居や絵本を読んでくれるカルチャーサポーターの方のお手伝いをします。時には読み聞かせに合わせて絵本をめくったりもします。合間のクイズも高校生が率先してやってくれます。
最初は職員の指示を待っていた高校生サポーターの皆さんが、どんどん自分で動くことができるようになっていく姿には、頼もしさを感じます。「来てくれた子どもたちが、楽しかったと言ってくれるのがうれしかった」と感想に書いてくれる高校生もいます。
これからも高校生サポーターの皆さんとともに、一緒に成長できたらと思っています。
最後になりましたが、企画展「花咲くモダンデザイン~大正イマジュリィの世界~」は好評のうちに終了いたしました。多くの方に足を運んでいただき、本当にありがとうございました。7月5日からは「原作出版80周年 きかんしゃトーマスの世界展 はたらく機関車たちのおはなし」が始まります。ぜひ楽しみにしていてください。(敦)

(お知らせ)
6月23日(月)~6月25日(水)まで、施設保守作業のため、臨時休館となります。ご了承ください。