毎年夏休みは、小学校の児童クラブに「出張おはなしキャラバン」にでかけています。
今年もたくさんのお申込みがあり、夏休みのはじまりから終わりまで、毎日びっしりキャラバンの予定で埋まっています。
文学館のカルチャーサポーターさんと一緒に児童クラブのお部屋のドアを開けると、元気な声が迎えてくれます。紙芝居や絵本、クイズなどをして子どもたちと楽しく過ごしていますが、文学館のキャラバンの一番の特色は、土佐民話の第一人者、市原麟一郎先生が作った世界に一つの手作りの土佐民話紙芝居です。
自分たちが住むこの高知県に伝わる伝説や昔話を、ぜひ子どもたちにも知ってもらい、さらには語り伝えていってもらいたいと思い、市原先生の民話紙芝居を披露しています。
文学館では、10月5日(土)から「追悼 市原麟一郎先生~土佐民話よ、永遠に~」を開催します。市原先生のお仕事を振り返るとともに、約6mの巨大な段ボールジオラマやえんこう・シバテンの楽しい仕掛けで、土佐民話の面白さ、豊かさをご紹介したいと思い、準備中です。 (岡)