日本のシンデレラの類話に、東北地方などに伝わる「糠福(ぬかぶく)と米福」があります。糠福は、継母につらくあたられますが、山姥の助けもあり玉の輿婚で幸せになります。 この物語の興味深い点は、靴による花嫁探しがないこと。草履
シンデレラに似たお話は世界各国で見られます。アジア各地にも古くからシンデレラ物語の類話は伝播しており、古いものには、中国では秦や漢の時代よりも前から口承されたという「葉限(イエーシエン)」があります。継母にいじめられる
シンデレラに類するお話は、古くからあります。 現在、最も古いシンデレラとされるのが、古代エジプトの「ロドピスの靴」。古代ギリシアの歴史家ヘロドトスらが断片的に記述を残しており、紀元前5~6世紀には存在したと考えられます。
魔女もガラスの靴も出てこないシンデレラをご存知ですか? ドイツのゲッティンゲン大学教授(のちに寺田寅彦が留学)でもあったグリム兄弟(兄ヤーコプ:1785~1863、弟ヴィルヘルム:1786~1859)の「灰 かぶり」は、
シンデレラと言えば、継母、魔女、ガラスの靴、12時の鐘……が有名です。 このお話は、フランスのシャルル・ペローの「サンドリヨン、あるいは小さなガラスの靴」が元になっています。 ペロー(1628~1703)は太陽王ルイ14