高知県立文学館

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文学館ニュース
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花を愛する人の物語~My Secret Garden~

2022.04.14
  • ひとことブログ

花を愛する人の物語~My Secret Garden~

自分の庭を持ってから花や植物が好きになって、庭造りをはじめてかれこれ5年。

土づくりの「つ」の字も知らないまま、不毛の地とも思えた造成住宅地の土を来る日も来る日も掘り返し、見よう見まねで電動ドリルで岩盤を割り、腐葉土や牛糞を混ぜ込んで、枯葉を集めて来てすきこんでみたり(すき込みきれず、風で舞って隣の家の庭に飛んでいき、あわてて回収したり)……。

今では我が家の庭には、バラのアンジェラやモッコウバラのつるが長く長く伸び(2,3年後には収拾がつかなくなることでしょう)、クレマチスのプリンセス・ダイアナはシュートを何本も出してぐんぐんと伸び、エリゲロンはそこら中に飛び地して風に柔らかに揺れ、アジュガは目の細かい絨毯のように繁殖し、青紫の花穂を無数に立ち上げています。

 

 

高知県立文学館では企画展「花を愛する人の物語~My Secret Garden~」を開催中です。

フランシス・ホジソン・バーネットの『秘密の花園』の世界と、そこに出て来た花々の原産地やゆかりの国の文学作品をご紹介する展覧会です。

東欧に春を告げるスノードロップ、ヒマラヤに咲くしゃくなげ、りんごの里カザフスタンなど、花をきっかけに世界の文学作品に触れていただける内容になっています。

 

企画を練る段階で、花の原産地の文学をクローズアップをしようと思いたち、まずは花の原産地を調べ、その国の作家や詩人を調べ、さらには作品の中から該当する花が出て来る作品を見つける……。想像以上に大変な作業でした。だけど、この作業を通して今まで自分では手に取ることのなかった様々な国・地域の文学作品に触れることができました。

今、世界は大変な状況にあり、分断へと向かっているような不安感の中にありますが、花をとおして様々な国の文学に触れることで、自分とは違う国にも文化があり、同じこの花を眺めているだれかがいる、ということを、改めて気づくことができました。

どうぞ展示をご覧いただいた皆様が、花と文学をとおして、それぞれの大切な何かを見つけていただけましたら幸いです。

 

会場は、18~19世紀の植物画(なんとルドゥーテの初版も!)や、アルフォンス・ミュシャの「サラベルナール」(複製画)、110年以上前に寺田寅彦が留学途上で買い求めた押し花帳などの貴重な資料も多数展示。また、ジャイアントペーパーフラワーと詩のコラボレーションなど、視覚的にも楽しめる展示となっています。どうぞご覧ください。   

(岡)

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