「宮尾文学の世界」室で展示している宮尾登美子愛用の着物を入れ替えました。
今回展示しているのは「辻が花」と呼ばれる染色技法で染められた訪問着です。
この着物は衿から胸元、左袖にかけて柄が集中しており、裾にはあまり模様がないことから、宮尾さんは上半身がよく見える大きな講演会などで愛用していたとのことです。
愛用の着物は2~3か月に一度展示入れ替えしています。次回は8月頃を予定しています。
また、「宮尾文学の世界室」の今年のテーマは「宮尾登美子の軌跡~悠久の歴史に生きた女性たち~」です。
『天璋院篤姫』『東福門院和子の涙』『クレオパトラ』そして『宮尾本平家物語』という大作の歴史小説4作品をご紹介しています。
直筆原稿やエジプト取材の写真、創作ノートなど、貴重な資料の数々を展示しておりますので、ぜひご覧ください。