高知県立文学館

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文学館ニュース
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生誕120年 上林暁展 開催中です。

2022.12.17
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高知でも山間部では雪が舞う日が見られるようになりました。

連日、車のフロントガラスは真っ白くバリバリに凍り付いており、5分ほどエンジンをかけ車内を温めてから出勤する毎日です。いよいよ冬将軍の到来ですね。

その寒さにも負けず、文学館では「生誕120年 上林暁展」を開催中です。

上林暁は、78年の生涯の中で、病気の妻を看取り、自分も脳溢血で2回倒れ、晩年の18年間は右半身不随、話すこともままならない状況の中でも口実筆記や左手での執筆など、亡くなるまで、私小説作家として作品を紡ぎ続けました。子どもの頃「びったれ」(土佐弁で泣き虫、弱虫といった意味)と言われた作者からは想像がつきませんね。

今回の展示では、上林の作家としての足跡や人となりを紹介するとともに、大江健三郎や今年亡くなった西村賢太の初公開の貴重な資料と共に私小説の変遷をご紹介しています。

多くの皆様にご協力いただき、初公開資料を多数紹介していますので、是非、お見逃しなきようご案内いたします。

ご協力いただきました、関係各位に心より御礼申し上げます。

なお、12月18日は、文芸評論家で鎌倉文学館館長富岡幸一郎氏の記念講演会も開催されます。若干、お席に余裕がありますので、是非、お問い合わせください。

展覧会は、1月26日までです。皆さまのご来館をお待ちいたしております。(津)

 

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