高知県立文学館

KOCHI LITERARY MUSEUM
メニュー
  • 文学館の紹介動画
  • 収蔵資料検索
  • 高知県文化財団
  • 高知県立文学館 Facebookページ
  • 高知県立文学館 Twitter
文学館ニュース
文学館ニュース

文学館ニュース

安芸市生まれ。ジャーナリスト、翻訳家、小説家。新聞記者の後「万朝報(よろずちょうほう)」を発刊。「巌窟王」「噫(ああ)無情」などの翻訳小説を連載。圧倒的な人気を得て、当時の文壇に脅威を与えた。探偵小説の祖、大衆文芸の先駆者として、その功績は大きい。

1862(文久2)  
高知県安芸郡川北村(現・安芸市川北)に出生。
1878(明治11)  
叔父直方を頼って上阪、大阪英語学校に入学。
1879(明治12)  
上京。成立学舎、慶應義塾に学んだが中退。この前後より、丸善、東洋館などで外国から政治法律書をしきりに取り寄せ読破。
1888(明治21) 
「今日新聞」に訳載した「法廷の美人」が好評を博す。
1889(明治22) 
創作探偵小説「新案の小説 無惨」を発表。「都新聞(「今日新聞」改題)」主筆に迎えられる。
1892(明治25) 
都新聞社退社後、朝報社を設立し、「万朝報」を発刊。
「鉄仮面」「巌窟王」「噫無情」などを次々発表。
1903(明治36) 
日露戦争開戦に対し非戦論を唱える内村鑑三・幸徳秋水・堺利彦が退社。涙香は送別の辞と
して「内村、幸徳、堺、三君の退社に就て」を「万朝報」に掲載し、惜しみ送る。
1915(大正4) 
新聞事業に対する功により勲三等に叙せられる。
1918(大正7)  
欧州視察のため、第一次世界大戦の講和使節一行とともに渡欧。
1920(大正9) 
10月6日東大病院にて死去。59歳(数え)。

<おもな著作>
翻案小説『死美人』
    『幽霊塔』
    『史外史伝 巌窟王』 
    『噫無情』
創作『新案の小説 無惨』
評論『天人論』
  『小野小町論』

TOPへ