高知県立文学館

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文学館ニュース
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『ベルサイユのばら』は永遠に

2023.04.26
  • ひとことブログ

『ベルサイユのばら』は永遠に

ただいま高知県立文学館では「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展―ベルばらは永遠にー」を開催中です。

みなさんは池田理代子さんの『ベルサイユのばら』の登場人物で誰に一番思い入れがありますか。

今文学館の階段から2階ロビーではオスカル、マリー・アントワネット、フェルゼン、アンドレ、ルイ16世、ロザリー、ジェローデル、ベルナール、アラン、マロン・グラッセのパネルがお出迎えしてくれます。1人1人カメラに収めるもよし、となりに並んで記念撮影をするもよし。思い思いに憧れのキャラクターたちとの時間を楽しんでいただけます。

展示室内には約180点の原画がずらり。どの原画もまつ毛一本一本、ドレスの細かなレースなど、一つ一つが丁寧に一切書き飛ばすことなく描かれていて、繊細でありながら力強く、そして美しい仕事ぶりに思わずため息がもれます。

『ベルばら』はご存じのとおりフランス革命の時代を舞台にした物語。

序盤では豪華絢爛なベルサイユ宮廷の舞踏会やきらびやかなドレスや宝石などとともに愛らしく幸せに満ちたアントワネットと、近衛士官としてアントワネットを護衛する凛々しくも初々しいオスカルの姿が描かれています。

貧苦にあえぐ国民の生活を顧みることのないアントワネットと、貴族の横暴を目の当たりにし、また、領地の民衆の言葉に耳を傾け、この国の在り方に疑問を持ち始めるオスカル。やがて、2人の生きる道は隔たっていくことに。

「人間はみな自由で平等」という自らの信念に従って行動したオスカルは民衆とともに戦い、一方アントワネットは、女王としての誇りを貫き断頭台の露と消えていきました。

照明を落とした展示空間で原画を最後まで見終わって明るいロビーに出てくると、現代に引き戻されたような不思議な感覚。涙しながら出てくる方もいらっしゃいました。

ベルサイユのばら展は6月18日(日)まで開催しています。

誕生50周年記念 ベルサイユのばら展―ベルばらは永遠に―

期間中はクイズイベントやポップアップカードづくりなど、文学館オリジナルイベントももりだくさんです。

どうぞお見逃しなく!

すべてⒸ池田理代子プロダクション

(岡)

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